レーザー主な取り扱い素材

ベニヤ(ラワン、シナ、防炎)
カットに一番用いられる材料です。
ラワン合板とは文字通り天然木のラワンを薄く1ミリ程度にスライスした単板を互い違いに接着剤で貼り合わせて強度を上げた基材です。
シナ合板はシナノキ(榀の木)を薄く切った単板を表面に張ったベニヤ合板になります。
厚みが増していくと加工に時間がかかります。
切れ幅に関しても厚みが増していくと広くなります。
側面はレーザー加工により焦げてしまいます。

ランバーコア(シナ・ラワン)
ランバーコアとは、挽板(ランバー)を芯(コア)にした合板を指します。
角材(ファルカタ材や針葉樹)を並べていき、貼り合わせた表面に単板を貼り付けて1枚の合板に仕上げたものでです。
ベニヤに比べて加工時間は短いですが、ベニヤ同様厚みが増していくと加工に時間がかかります。また、切れ幅も広くなります。
油分や部分的に密度が濃い部分があり、その箇所だけよく燃える、また切れにくい場合があります。

ポリエステル樹脂(ポリ板)、ポリランバー
ポリエステル樹脂化粧合板は「ポリ合板」や「ポリ板」などと呼ばれています。 化粧紙をベニヤに貼り、その上からポリエステル樹脂を塗布したものをいいます。
仕上げ板としてよく加工しております。
こちらもラワン、ランバーコア同様厚みが増していくと切れ幅が広くなっていきます。

MDF
「MDF」は正式名称を Medium Density Fiberboard という木質ボードの一種です。
日本語では中質繊維板、もしくは中密度繊維板と呼ばれ、細かく粉砕した木材等を板状に成形したものです。
材質が非常に堅いので厚手のものは切り幅が他の材料に比べて広く、加工速度も遅くなります。
材質的には固いですが、しなりが強いです。

アクリル
アクリル(アクリル樹脂)は、ポリメタクリル酸メチル(PMMA)としても知られる合成樹脂の一種です。
透明度が高く、ガラスの代替品として広く使用されています。また、耐候性に優れており、紫外線による劣化が少ないため、屋外での使用にも適しています。
カットの断面は変色せず透明度を保つことが可能です。
乳半のアクリルは抜き行灯に使用することが多く、透明アクリルは裏面に印刷を施し使用することが多いです。

積層ダンボール/Re-board
断面はカットできますがレーザーの熱で断面が黒くなります。
Re-boardはリサイクル可能な紙素材100%でできており、 環境や人体に悪影響を及ぼす成分を製造工程において使用していない為、燃焼しても有毒物質が発生しません。 非常にエコロジーな資材です。
表面は綺麗にカットできますが、裏面はギザギザになってしまします。ご了承ください。
取り扱い不可素材
発泡スチロール、鉄板、ステンレス板、アルミ、銅、石、ガラス材、塩化ビニール素材使用製品、ベークライト、ポリカーボネート樹脂板、フェノール樹脂成形材等
UVプリント取り扱い素材
前提としてUVプリントをする場合は素材がフラットなものでなければ印刷が難しいです。球体や円柱等には印刷ができません。ご了承ください。

ベニヤ(ラワン、シナ、防炎)
UVプリンターでも一番よく用いられる素材です。
事前に白をスプレーかローラーで塗り(スプレー推奨)その上に印刷する。または、UVプリンターで白を印刷し、その上に印刷をする事も可能です。
※ローラーで塗っていただいた場合印刷むらが出来るリスクが高いです。
レーザーで対応できる素材でもあるので、印刷後にレーザー加工が必要な場合はご相談ください。
UVプリント後にカットが必要な場合はプリントデータとカットデータ両方を事前に送っていただく必要があります。ご了承ください。

アクリル
透明なアクリルは裏面から印刷、乳半のアクリルは表から印刷という対応を取っております。
長期間色褪せないのが特徴です。特に透明アクリルに裏面から印刷した場合は仕上がりが綺麗です。
こちらもレーザーでも対応できる素材なので印刷後の加工がある場合ご相談ください。

積層ダンボール/Re bord
表面は凹凸が無く印刷はしやすいです。
素材が軽い為反りやすい点があり、固定用マスキングテープを広めにとる場合があります。そのため、印刷データを作る場合は他の素材よりも素材の端の余白を広くしてください。
取り扱い不可素材
発泡スチロール、表面の凹凸が激しいもの(多少印刷が滲んでも大丈夫な場合は応相談)、球体の物、円柱の物